こんにちは、メドケム凡人です。
今回はちょっと趣向を変えて、研究とは関係のない記事を書いてみようかと思います。
突然ですが、皆さんは失敗したことがありますか?
ここでないと自信を持って言える人は、相当凄い人か自分が全く見えていない人のどっちかかなーと思います(笑)
私も含めて普通の人は、皆何かしらの失敗をしていますよね。
私も先日、非常にまずい失敗をしてしまいまして、危うく会社に大きな影響が出そうになりました。そんな時って凄い落ち込みますよね。そんなに大きな失敗じゃなくても、研究とかで上手くいかないと「あー自分ってなんでこんなに駄目なんだろう。」って自己嫌悪に陥ってしまいそうになりますよね。
実は私、入社当初は失敗したときに非常に気落ちするタイプでした。周りには見せないですが、結構引きずるタイプでしたね…。ただ最近は、失敗との向き合い方や考え方をちょっと変えることで、立ち直りが早くなり、ミスをする回数もどんどん減っていきました。凡人君は失敗しても前向きだからいいよね!と褒めて頂くことも多くなりました。
ということで今回は、最近働き出した新人さん向けに、私自身の経験を元にした失敗した時の切り替え方の方法について書いてみたいと思います。また後輩が失敗した時に受けた謝罪で、こうしてくれると嬉しかったなということがあったので、謝罪する方・される方の両方の視点から書いてみたいと思います。
失敗した時にした方が良い行動
1.事実を素直な気持ちで受け入れ謝罪をする
まず大事なのは失敗したという事実を素直に受け入れることです。この時大事なのは、誰のせいにもしないことです。自分のせいにも、他人のせいにも。失敗して迷惑をかけたという事実だけを冷静に見つめます。そして、迷惑をかけたことを認識し、それに対してまずは謝罪をしましょう。他人のせいにして謝罪しないのは勿論ダメですが、自分が悪いと思い過ぎるあまり、きちんと現状を見つめずに形だけ謝罪をするというのは個人的に良くないと思いますのでご注意を。
2.後処理出来ることは出来るだけ早く終わらせる
そして謝罪をしたら、出来るだけ早く後処理をしましょう。何かをやり忘れて怒られたのであれば、すぐにそれに取り掛かるようにしましょう。これは後輩から学んだことですが、その際、「すぐに取り掛かりますので○○分程度お時間を頂けますか?」と言うと相手も対応がとりやすくていいかと思います。
3.自分の悪かった部分を反省する
一通り謝罪・後処理を終え時間が出来たら、一度冷静に失敗を分析してみましょう。その時は、紙に状況をかき出し、失敗の構造を分解するといいと思います。この時には、自分が悪かったという前提で見ていくといいと思います。そして終わったら、この失敗が自分じゃなくても起こる可能性があったかどうかも見てみましょう。自分でなくても同じ失敗が起こる可能性があったのであれば、それは自分の問題というよりは組織の問題です。しっかりと解決策を提案し、解決しておくようにしましょう。
4.自分のミスのタイプを分析し予防策を考える
今回のミスのタイプと今までのミスの共通点を考え、自分がどういう時にミスをしやすいのかを知っておくのも効果的です。例えば自分の場合は、めんどくさいなーと思って後回しにした時や、急いでいた結果見直しをしなかった時にミスが起こります。ですので、それに対して、「出来るだけその場で対応する。」「5分前には作業を終えチェックをする。」という対応策を立てることにしました。これは各々違いがあると思いますので、考えてみて下さい。ちなみに私は研究でのミスも、同じような感じで起こるので、少しスピードを落として実験するようにしています。
5.再度謝罪し今後の方針を提案する
ミスが起こった理由を分析し終わったら、再び謝罪をして、「どうすれば防げるのか。」「どうすれば二度と同じことを起こさないように出来るのか。」という改善策を提案しましょう。一度目は注意する方も案外なんとも思っていないと思いますが、二度目からは印象に残るようになってくると思いますので二度同じことを繰り返すのは絶対にNGです。
6.くよくよしても何も変わらないので自分から明るく接する
その後はいつも通り、むしろいつも以上に明るく接する様にしましょう。これ個人的にはかなり重要なことだと思っています。パワハラやらなんだとうるさいこのご時勢、注意する方もしたくないと思いながらも注意してくれているのです。その人の思いに応える為にも、「反省はしているけど気にしていません。これから気を付けます。」と前向きな気持ちでいることをしっかりと示しましょう。謝ってばかりの人や、卑屈になっちゃうと注意した方も心が痛んでしまいます。それが続くと、注意してくれなくなって自分の悪いところに気付けなくなってしまうので絶対にやめましょうね。
失敗した時の考え方
ここまでは失敗した時に行動すべきことをまとめてみました。ここからは、失敗を引き摺らないように心掛けている考え方を紹介します。
7.誰でも失敗する
失敗したことのない人なんていません。それを心に留めておくことが何よりも大事です。
8.他人の評価は気にしない。人は他人の失敗をそこまで覚えていない
これは意外と大事だと思います。昔は自分がミスした時は、「こんな簡単なことも出来ない奴って思われるんじゃないか。」「こんなことしてたら、評価が落ちるんじゃないか。とか思ってたりしました。」でも皆さん周りにいる人の失敗したことって覚えてますか?意外と覚えてないと思うんですよね。失敗を繰り返すと評価が落ちてくるかもしれませんが、1回では人の評価はそんなに変わりません。むしろ、それに前向きに向き合っていることで評価を上げることだってあると思うんです。してしまったことは変えられないので、それをどう活かすかは自分自身にかかっていると思います。
9.失敗を指摘しているだけで人格を責めている訳ではない
これも言われてみれば当たり前ですよね。もし人格を否定しているのであれば、同じミスを誰かがしたとしてもその人は怒られないということもあるかもしれませんが、おそらく自分のしてしまったミスは誰がしても怒られるものですよね?(もしそうでないのであれば、無視していいと思います。)。ダメなことをダメだと教えてくれているだけなので、感謝するようにしましょう。
10. 失敗から学ぶ回数が多いほど成功出来る
これも最近思い始めたことです。いくら本で勉強しても研究は上手くいかない様に、「知っている」と「経験したことがある」は違うものだと思います。人は失敗によって、記憶に強く残る経験を積むことになります。そしてこの経験を活かし、上手く挽回していくことで、経験に基づく「出来る」ことが増えていくと思います。それによって成功する可能性が大きく広がるはずです。「世の中の有名な成功者ほど失敗をしている。」というのはよく聞く話ですよね。失敗がダメなんじゃなくて、失敗から学ばないことがダメなだけです。失敗したら「自分も有名な成功者への道を歩き出したなー。」とかテキトーなことを思うようにしましょう(笑)
以上です。
長くなりましたが、大事なのはしっかりと反省をして、二度と同じことを繰り返さないことだと思います。失敗は成功の母ですし、他人はそこまであなたの失敗を覚えていません。くよくよせずに、失敗したということを忘れさせるくらい、失敗を踏み台にしていきましょう。研究でもこの姿勢が大事だと思いますが、仕事でも同じだと思います。失敗した時にどうすべきだったかコメントを貰うくらいに心が強くなれるといいですね(笑)
そして、出来れば失敗が成長の種になる様に行動できる雰囲気の組織を作っていきたいですよね。他人の批判をせず、自身が失敗した時はしっかり反省して次の行動する。自分がそれを実践していくことで、強い組織を作っていけたらなーと思っている今日この頃です。頑張っていきたいと思います!
長々と若手の妄言を聞いて頂いて、どうもありがとうございました!
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